『日本お伽集』などの挿絵

2017.04.19 Wednesday ◇ 神々Edit
平凡社 東洋文庫の『日本お伽集』は、大正9〜10年に刊行された『日本神話』『日本伝説』『日本童話』を収録したもので、執筆は、森鴎外(林太郎)、鈴木三重吉などである。

挿絵も多数掲載され、画家は、久米修二、木村晴三、浜田如洗、南枝知一の四人だが、どの絵がどの画家のものか、想像してみた。

上に載せたのは、日本神話の冒頭の絵であるが、浜田如洗の絵と思はれる。右下に「如?」と署名が見える。この画家のものは、最近の歴史雑誌などに再掲載されたものを見たことがあるような気がする。

久米修二の絵は、「修二」と署名されてゐる絵があるので、それだらう。込み入った線の筆使いの絵である。

木村晴三の絵は、○に「キ」などと署名された絵がある。絵柄は日本画風で風景描写が良い絵であるが、この本の「日本神話」の部分には、この画家の絵はなかったかもしれない。

南枝知一(なんしともかず)は、その他の署名のない絵ということになる。美少年や美少女の絵が印象的な、現代風の絵柄。次の海彦山彦の部分の絵は、南枝知一と想像。


さて次に
菊池寛『日本建国童話集』は昭和2年、文藝春秋社刊で、古事記全三巻の話をまとめたもの。扉絵の画家はは野田九浦。
挿絵には伊藤孝をはじめ6人の名があるが、巻頭の伊邪那伎・伊邪那美の絵(下の画像右)は、伊藤孝ではないかと想像する。絵の隅に「たか」と読める署名がある。雑誌『コドモノクニ』などでは子供向けの絵が多数ある人で、伊藤孝之とも書く。


日本児童文庫『日本歴史物語(上)』は昭和3年。神話時代の文量は少ない。
挿絵は日本画家の小村雪岱だが、簡略な絵であり、絵の点数も少ない。

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