昨年の9月に出かけた信州方面への団体旅行、宿泊先のホテルの壁面に掲げられた大きな版画絵を見た。
大浴場の少し先の通路の壁面のその版画絵は、縦横1メートル以上の大きさ。
祭礼で踊る人が描かれ、和歌が書き添へてあった。その歌は、有名な歌で、

 遠き世ゆ、山に伝へし、神怒り。この声を われ聞くことなかりき

伊那地方の新野の祭りを詠んだ、釈迢空の歌だった。
写真に撮らせてもらっても良かったが、あいにくカメラを持たず、出発の際に別のことに謀殺され、同行者に撮ってもらうこともしなかった。

その後、風邪をこじらしたり多忙な時期があり、落ち着いてからネットで調べて見たのである。
長野県出身の版画を調べると、森獏郎といふ人があり、小林一茶の句をまじえた版画などもあり、絵柄もこの人で間違ひない。
『森獏郎板画集』(郷土出版社)も取り寄せてみた。
森獏郎
画集の中の1つを紹介すると、この1枚は「杏の里のわらべうた」とあり、民俗行事の「成木責め」の文句を取り入れた、わらべうたを題材にした作品なのだらう。
釈迢空の歌の絵は、収録されてゐなかった。
もう1度そのホテルを訪ねるしか方法はないのかもしれない。
場所は、おそらく昼神温泉「ホテル吉弥」ではないかと思ふ。

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